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膵臓は、外分泌機能として腺房細胞、導管細胞から消化酵素を分泌しています。また内分泌機能として膵島からインスリンを分泌し血液中の糖分濃度を調節しています。
膵臓移植は、内因性インスリンの分泌が出来ないインスリン依存型糖尿病(沍^糖尿病)の患者に対してのみ行われています。
膵臓移植の待機者のほとんど(約80%)は、糖尿病性腎症により慢性腎不全患者で、膵腎同時移植を受けることによりQOL(生活の質)の向上だけでなく、生命予後も改善することが出来ます。
膵臓移植は、以前は脳死からの提供のみでしたが、ワーキンググループからガイドラインが示され2001年11月以後は、心停止下でも可能となりました。
しかし、現在透析導入患者の40%以上を占める糖尿病性腎症の多くは、後転的な糖尿病患者で、この方達は、腎臓移植を受けることは出来ますが膵臓移植を受けることは出来ません。
膵腎同時移植における腎臓の配分ルールでは、HLA DR抗原が少なくとも1つ一致していれば、2腎のうち1腎は、膵腎同時移植の患者に優先配分されることになっています。
最近膵島(ランゲルハンス島)移植が注目されていますが、一人のドナーでは難しく、まだ解決しなければいけない問題が数多くあります。
また生体での膵臓移植や膵島移植も考えられており、近い将来実施される可能性があります。
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移植施設 |
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北海道大学附属病院 |
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東北大学附属病院 |
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東京女子医科大学附属病院 |
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名古屋第二赤十字病院 |
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大阪大学附属病院 |
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福島県立医科大学附属病院 |
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筑波大学附属病院 |
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神戸大学附属病院 |
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広島大学附属病院 |
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九州大学附属病院 |
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千葉大学附属病院 |
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京都府立医科大学附属病院 |
患者団体 |
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(社)全国腎臓病協議会 |
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NPO日本移植者協議会 |
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