肺は、空気中の酸素を取り入れ血液中の炭酸ガスを排泄する仕事をしています。肺の機能が低下すると血液中の酸素が減少し、炭酸ガスの量が増加します。炭酸ガスの量が増加すると、血液が酸性に傾き、体内のPHのバランスが壊れ生命維持が困難になります。
このように肺の機能が著しく低下し呼吸不全に陥った時、片方もしくは療法の肺を交換する治療が肺移植です。
肺移植には、脳死からの提供による移植と生体からの移植があります。
脳死から提供された肺は、一人の方に両方を、また二人に片方ずつを移植する場合があります。
生体肺移植は、2人近親者から肺の一部の提供を受け移植します。
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