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 肝臓は、極めて複雑な臓器で現在の科学医療技術では、いのちを救うための人工肝臓を作ることが出来ません。そのため末期の肝不全患者のいのちを救う方法は肝臓移植以外にありません。

肝臓移植には、家族から提供を受ける生体間移植と脳死のドナー(提供者)からいただいた肝臓を移植する手術の二通りがあります。
海外では、ほとんど亡くなった方からの提供による移植が行われていました。
しかし日本では、脳死の問題があり、臓器移植法が施行されるまで、亡くなった方からからの提供による肝臓移植はほとんど行われませんでした。

そこで1989年より生体部分肝移植が行われるようになり、脳死移植が行われるようになった今でも日本で行われる肝臓移植のほとんどが生体部分肝移植です。
生体部分肝移植を受ける人は、当初胆道閉鎖症の子どもがほとんどでしたが、今では成人が大部分を占めるようになりました。
生体部分肝移植は、どうしてもドナーに対する負担が大きく、健康な人を傷つけることで倫理的にも問題となっています。

脳死からの肝臓移植は、ほとんどの施設で高度先進医療が適用されていますが、300〜400万円の費用がかかります。
また生体部分肝移植は、今まで、ほとんどの原疾患で16歳以上が医療保険の適用になっていないために、多額に費用を必要としていました。(1500〜2000万円)
今年から、ほぼ全ての生体部分肝移植に健康保険の適用が認められました。
肝臓移植については、脳死下での肝臓移植が増えないことも大きな問題ですが、今後は、術後医療の費用負担を少なくするためにも、肝臓移植者の内部障害者認定や難病指定などを行う必要があります。

現在、脳死からの提供による肝臓移植施設は、京都大学、信州大学、大阪大学、岡山大学、東京大学、東北大学、名古屋大学、北海道大学の9施設です。
対象疾患は、 劇症肝炎、先天性肝・胆道疾患、先天性代謝異常症、原発性胆汁性肝硬変、原発性硬化性胆管炎、肝硬変(肝炎ウイルス性、二次性胆汁性、アルコール性、その他)、肝細胞癌、その他。

移植施設
京都大学
信州大学
大阪大学
岡山大学
東京大学
東北大学
名古屋大学
北海道大学
患者団体
胆道閉鎖症の子どもを守る会
日本肝臓患者団体協議会
日本肝臓学会
(社)日本臓器移植ネットワーク

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